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310五、編 集 後 記 被爆体験の継承については、以前から企画していたところでありましたが、このところ会員の高齢化が進み早急に対応しなければという危機感に迫られ決断することになりました。 編集作業は試行錯誤の連続で困難を極めましたが、スタッフ一同の頑張りによりまして、満足ではありませんが結校の運びとなりました。 その間、証言・資料等を提供していただいた多くの方々をはじめ、学校関係者及び同窓会関係者のご協力に対しまして、この場をおかりして深湛なるお礼を申し上げる次第です。 平山郁夫先生に序文をお願いしたときのことですが、我々の会の企画を概略説明させていただきましたところ、即座にご承諾をいただき感激して胸がいっぱいになりました。 しばらく会話をさせていただきましたが、話題は被爆当日の様子で、避難経路での悲惨な状況を刻明に熱心に語られ、友の消息を大変心配されている様子など拝見して、我々も共有しているという連帯を強く感じ、ほっとする一ひと時でした。 平山先生のお言葉が「慟哭の証言」の象徴的なレクイエムになったと感謝している次第です。 今回の証言集のコンセプトは被爆当日に限定したものとしましたが、もし次回の証言集を発刊することができれば「その後の動員学徒」というコンセプトで企画したいと精神的年齢は考えていますが肉体的年齢が持続するかどうか、心配はその一点です。 おわりになりましたが、我々の会の企画に暖かい理解をいただき多大な援助を賜りました広島市当局に対して深く感謝しております。編集委員土井 通哉・井上 公夫寺前 妙子・金光 悦子榎寄 昭夫・谷口 了子日和 隼巳