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概要

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iiii「塔の由来」 この塔は、地元広島の彫刻家圓鍔勝三氏に依頼して制作されたものである。 五重塔は逆三角形の塔とし、中心柱の先端を折れた形にされているが、これは動員学徒が勉学半ばで犠牲になったこと、伸びんとするものが座折したことを表現されている。 御本尊は、多くの犠牲者の中には色々の宗旨の方がおられることを想定して、観音像とマリア像が調和した本尊にすべく、像の顔部分は観音様に頭部に宝冠、背にはエンゼルの羽、手には蓮花ならぬ英霊の花を持ち、水々しい慈愛に満ちた姿に表現されたものである。 塔の高さは十二メートル・鉄筋コンクリート製・有田焼陶板張り仕上・平和の女神像と八羽の鳩を配した末広がり五層の塔で中心柱に慰霊の灯明が装置されている。