ブックタイトルgakuto
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gakuto
ivる。まさに、この世と思へない悲惨な地獄を体験している。 二度とこうした悲惨な戦争は、絶対にあってはならないと、私は平和の祈りを絵に託し描き続けている。 とくに、当時の勤労動員学徒の犠牲は、筆舌に記し難い。爆心地での建物疎開の作業が行われ、動員学徒の死は痛ましい。希望を抱いて中学生となった大勢の死は、未だに慟哭の叫びが続いている。 人類の滅亡に到る核の廃絶を目指して声を高らかにするには、広島市での惨状を語り残さなければ、やがて風化されるだらう。 心ある当時の中学生であった人たちが、勤労動員学徒の「慟哭の証言」を一人でも多く語り継ごうとしている。 多くの亡き動員学徒の鎮魂と平和への提言にも繋がることである。一人でも多くの証言をと願って止まない。